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退職教師の日本史授業

パワーポイントを用いて作った教材(主に日本史)を紹介します。その他、退職後の生活あれこれも。

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鴻池、三井… 

商業の発達


 今日は江戸時代の商業の発達のスライドの紹介です。

 こちらにアクセスしてください。
 
 この教材はパワーポイントで作成しています。PPTファイルの閲覧にはPowerPoint Viewerが必要です。ダウンロードはこちらから。


 今日も商業の発達です。
 17世紀後半になると新しいタイプの豪商が出現します。問屋商人です。取次を営業とする商人です。幕府直轄地の三都(江戸・京都・大坂)や各地の城下町からの商品の受託や仕入れを独占します。商品流通網の発達に伴って台頭します。

 酒造業の鴻池、銅山経営の住友、呉服商の三井などの新興商人、すなわち問屋商人が頭をもたげてきます。鴻池は酒造業と海運業で財を成し、大名の蔵屋敷にある年貢米などの蔵物を担保にして金を貸し付ける「大名貸し」も行い、 「大名貸し」を足掛かりに両替商を始めました。

 住友は、新しい銅の精錬技術を開発し、同業者にその技術を公開し、これにより住友は繁盛します。住友はその他糸、反物、砂糖などを扱う貿易商になり、「大坂に比肩するものなし」といわれるほどに繁盛しました。その後、銅の採掘にも進出し、幕府の許可を得て別子銅山を開坑します。

 三井は延宝元年に江戸に開店した呉服屋の「越後屋」がそのはじまりです。江戸に越後屋を出店したのは伊勢松坂の商人、三井高利という人物です。三井高利は商才に優れ、革新的な新商法を考え出し、越後屋は大きくなります。それまでの呉服屋は、大名、武家、大きな商家などを回って歩き、商品や見本を持って行き、注文を取っていました。支払いは盆暮れにそれまでの分をまとめて支払うというのが慣わしでした。それに対し越後屋では一般の町人に対し店頭売りをしました。布の切り売りに対応し、支払いはその場で現金決済としました。そのため、資金の回転がよく、店頭売りは人手も掛からないので、商品を安く売ることができました。そうした工夫により大きく成長していきました。

 彼らに共通するのは、荷受問屋(生産者や生産地の問屋が送る荷を引受け、倉庫代や売却手数料を取った)からの脱皮を図ったことです。伊勢商人は、「現銀(金)で掛値なし」の小売商法を行いました。 自己の責任で商品を仕入れ、売ります。長期間の掛け売りを止め、現銀決済とし、正価を示して売るのです。先に書いた越後屋三井の商法です。

 大坂商人は、大坂の市場的地位を背景に、蔵物を担保に、又、グループによる貸付で「大名貸し」を行いました。先に書いた鴻池がそうですね。

 江戸では近江・伊勢の商人が実権を握るようになります。近江商人・伊勢商人はともに「近江泥棒伊勢乞食」と蔑まれたそうです。



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江戸で最も多かった屋号が伊勢屋だそうですね
三重県出身者が多かったようですが
越後屋になさったのは理由があったのでしょうね

上方落語に
鴻池善右衛門は頻繁に出てきますが
住友吉左衛門はあまり出てきません

FREUDE #6AWUBD.o | URL | 2013/11/28 09:24 * edit *

こんにちは

>酒造業の鴻池、銅山経営の住友、呉服商の三井などの新興商人・・
財閥の成り立ちは知りませんでしたが、この時代に基礎ができたんですね。
仲介業、実質的な生産はしていないものが巨額の富を蓄える
生産者の利益をかすめ取る・・・そんな気持ちが反発を招いたんでしょうか
今のように、法人税を取れば幕府も潤ったんでしょうが
そのあたりはよくわかりません。


jsk #gk2i27Ik | URL | 2013/11/28 09:47 * edit *

ちは(^-^)
誰もが知っている名の歴史を知れて楽しかったです。
大坂はもとより、近江、伊勢はやっぱ商人で有名。
関西人は商売上手ってことだけど、
当時、どれぐらいの上乗せでの商売してたんでしょうねぇ~後にこれだけの財を築いているんですから。。
結構、利益を取ってたんだろうなぁ~
「大名貸し」てのも、かなりの儲けになったみたいですねぇ。テレビで見たりすると、利息がかなり高いって印象。
江戸では、近江、伊勢商人が蔑まれたってことは、
手を広げていってたからなのかな?(^-^)v
それこそ、商人魂なのかもですね(´▽`*)アハハ
☆☆~☆☆

TOMOママ #M8dLFX8E | URL | 2013/11/28 11:13 * edit *

YUMIさま^^こんにちは~♪

商業の成り立ちが分かってきまして、
ここのところは詳しく知りたいので、
しっかりお勉強させていただきます。。。
リンクへ飛びまして古銭を眺めておりました。
先ほどは、ありがとうございました(*_*;~!!

紗真紗 #- | URL | 2013/11/28 15:54 * edit *

YUMIさんこんにちは~~♪
近江商人を育てたのは関白豊臣秀次なんですってね~
歴史は奥深いです。
伊勢商人というより松阪商人という表現を地元三重では使っているようです(*^^)
越後屋、時代劇ではよく出てきますね(笑)
そういえば歌川広重の江戸名所百景に当時の越後屋を描いたものがあります( ^)o(^ )

まり姫 #8m8hig/. | URL | 2013/11/28 17:30 * edit *

こんにちは!

ドラマなどの、時代劇では、悪徳商人として、
越後屋が出てきますが、確か、三越デパートの祖でしたか?
三井・住友が財閥として有名ですが、
岩崎弥太郎の三菱は、幕末で、上の2財閥よりも
遅れてくるのですね。

埼玉の川越の元城下町の商人は、近江出身が多いです。

>近江商人・伊勢商人はともに「近江泥棒伊勢乞食」と蔑まれたそうです。
**なるほどと思いました。
江戸時代、士農工商として、商を一番したけど、
今思うと、正解だったかな?と思います。

興味深い歴史の解説を有り難うございました。
PP!

梅サクラ #zwRScLrQ | URL | 2013/11/28 18:09 * edit *

近江に行くと
近江商人の「三方よし」という精神が
今も「尊いもの」として伝えられています。

「近江泥棒…」は
商売上手な承認への妬みなんでしょうね。

よっちん #WeUJiN46 | URL | 2013/11/28 19:05 * edit *

革新

いつの時代も、合理的な手法を活用した者が勝つんですね。
コストを削減し、価格に反映させて、消費者の求めやすい価格で提供する。
しかも、消費者の欲しがるものを提案しなければなりません。
素晴らしいアイデアに脱帽です。
泥棒、乞食よばわりされるいわれはありません(怒)

砂希 #- | URL | 2013/11/28 20:20 * edit *

FREUDEさんへ

FREUDEさん、こんばんは。
そうそう上方落語には鴻池はよく出てくるみたいですね。
なんででしょうね?
人々に愛されていた?

YUMI #- | URL | 2013/11/28 20:50 * edit *

jskさんへ

jskさん、こんばんは。
鴻池も住友も三井も、現代にまで続く財閥ですが、その前身までは知りませんよね。
でも、江戸のこの時代からずっと都通のですからすごいものです。

YUMI #- | URL | 2013/11/28 20:53 * edit *

TOMOママさんへ

TOMOママさん、こんばんは。
現代にまでつながる有名人たちですものね。
とくに大阪の方にとってはそうかな。
まあ商人ですからそれなりに高額の利益をとっていたのでしょうね。
でなければ、大名貸しをして、政治にまで口出しをできるほどにはならないでしょう。
近江、伊勢商人が蔑まれたっていうけど、そこまでしなければ発展はできないよね。

YUMI #- | URL | 2013/11/28 20:56 * edit *

紗真紗さんへ

紗真紗さん、こんばんは。
このあたりは学校の授業でもあまり詳しくやるところではないから…
高校生もあまり興味を持つところでもないし。
でも、大人になって勉強しなおすには面白いところだと思います。

YUMI #- | URL | 2013/11/28 21:00 * edit *

まり姫さんへ

まり姫さん、こんばんは。
近江商人は秀次の時代からですか。
松阪商人、あーそうかもしれませんね。
それなりの思いがあるのかな。
越後屋は時代劇ではあまりよい役ではないですよね。

YUMI #- | URL | 2013/11/28 21:02 * edit *

梅サクラさんへ

梅サクラさん、こんばんは。
越後屋、たしかに時代劇では悪役の代名詞です。
やっぱり暴利をむさぼったのかな?
岩崎弥太郎は彼らよりだいぶおくれてあらわれますね。
川越の商人は、近江出身者ですか。
そこまで浸透しているのですね。

YUMI #- | URL | 2013/11/28 21:05 * edit *

よっちんさんへ

よっちんさん、こんばんは。
よっちんさんは絶対近江商人へのコメントだと思いました。
「近江泥棒…」は商売上手な商人への妬み、その通りだと思います。

YUMI #- | URL | 2013/11/28 21:06 * edit *

砂希さんへ

砂希さん、こんばんは。
今も昔も商人のやらなければならないことは同じですよね。
でも、この時代にしたら、すごく画期的なことでしたね。
泥棒、乞食よばわりは妬みだよね。

YUMI #- | URL | 2013/11/28 21:09 * edit *

今年は三井記念美術館というところへ、3回ほど展示を観に行きました。
先日は「国宝 卯花墻 と桃山の名陶」という展示を観に行きました。
年に数回の企画展示を、三井が集めた蒐集品だけで構成できてしまうのだからすごいです。
江戸時代からやっている名家だから、その財力はわれわれの想像をはるかに越えている、といいましょうか。

ディック #22hNL7Yc | URL | 2013/11/28 21:25 * edit *

聞き慣れた名前が出てきました。
景気によってくっついたり離れたりしますが
三井、住友、鴻池はこの時代からなのですね。

それぞれが財閥へと成り上がる課程は
苦難の連続と想像しますが
苦難に立ち止まらず、
それを成長の糧にしたところがありますね。

彼らの努力には、今の時代にも参考になることがあるかもしれません。

takae h #A5.soH/6 | URL | 2013/11/29 00:31 * edit *

ディックさんへ

ディックさん、おはようございます。
本当にその財力ははかりしれませんね。
しかい、江戸時代の商人が、そういうかたちで現代まで勝ち残ってこられたのが本当にすごいと思います。

YUMI #- | URL | 2013/11/29 06:26 * edit *

takae hさんへ

takae hさん、おはようございます。
初代をはじめ初期の頃の人は、才に富んだ方々だったのでしょうが、それだけで終わらず、現代にまで発展してきたおは、それぞれの時代で、それにあった工夫をしてきたのでしょうね。
ホント、現代の経営者も学んでほしいな。
今の時代、経営者は守りにはいっていると思います。

YUMI #- | URL | 2013/11/29 06:29 * edit *
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