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退職教師の日本史授業

パワーポイントを用いて作った教材(主に日本史)を紹介します。その他、退職後の生活あれこれも。

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三善清行の意見封事十二箇条 

今日は、平安時代初期の地方政治の乱れについての教材の紹介です。

三善清行

平安初期の地方政治のスライドはこちらから。

インターネットエクスプローラ9以上では、レイアウトが崩れて見えるようです。その場合は、互換モード(F12を押してブラウザモードを互換モードにする)でご覧ください。

この教材はパワーポイントで作成しています。PPTファイルの閲覧にはPowerPoint Viewerが必要です。
ダウンロードはこちらから。

914年(延喜4年)、三善清行という人物が「意見封事十二箇条」というものを醍醐天皇に提出しました。これは地方政治がいかに乱れてきているかということを天皇に訴えたわけです。「意見封事十二箇条」では、備中国邇磨郷(現岡山県真備郡真備町二万)の衰退ぶりを歴史を追って記述しています。この郷では皇極天皇の頃(640年代)に2万人の徴兵が可能でした。よってこの郷を邇磨(二万)郷とすると書かれています。ところが天平神護の頃(760年代後半)、税を課すことができる男は1900余人、貞観の初(860年頃)には税を課すことができる男は70余人、寛平5年(893年)には老丁(61歳~65歳の男)2人・正丁(21歳~60歳の男)4人・中男(17歳~20歳の男)3人しかいません。延喜11年(911年)には税を課すことができる男はひとりもいないと言っています。この間250年あまり。邇磨郷はいったいどうなってしまったのでしょうか。

この邇磨郷だけでなく、この時期の戸籍は、郷、今でいう村内の男女の数がアンバランスなところが多いです。それも非常におかしなアンバランスなのです。戦争でもあれば別ですが、そうでなくて435人の人口のうち男59人女376人なんてことがあり得るでしょうか。これは偽籍の結果だと思われます。偽籍とはその字の示すとおり戸籍を偽ることです。男が生まれても女として届けでるのです。ではなぜそんなことをするのでしょうか?以前律令制のところで、基本税(租)だけでなく、庸・調・出挙等の税があり、農民の生活は苦しかったこと、また、庸調や兵役は男にだけかかる税だというお話をしました。偽籍は、生活の苦しさから逃れるための農民たちの工夫であるわけです。

ですが、こんな状態のままでは公地公民制は崩壊してしまいます。そこで国は人に課ける税から土地に課ける税にかえていきます。そのあたりのお話は、また荘園制のところで。

最後のスライド、今説明してきたようなことが書いてあります。これはあるサイトからとったものです。さてどこのサイトだと思いますか?

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YUMIさんこんにちは☆
スライドの最後でずっこけました^^
農民の生活の知恵で工夫したものにまで申告と納税につなげちゃうとは、庶民の暮らしの厳しさを理解していない国税庁らしいですね。

まり姫 #8m8hig/. | URL | 2011/12/11 16:08 * edit *

まり姫さんへ

こんにちは。
最後のスライドは何とも言えないでしょう(^_^;)
あれには、生徒も唖然!でしたね。

YUMI #- | URL | 2011/12/11 16:44 * edit *
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