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退職教師の日本史授業

パワーポイントを用いて作った教材(主に日本史)を紹介します。その他、退職後の生活あれこれも。

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血縁的結合ではやっていけません 

室町農村

 今日から室町時代の農村のスライドの紹介です。

 室町時代の農村の紹介はこちらから。

 インターネットエクスプローラ9以上では、レイアウトが崩れて見えるようです。その場合は、互換モード(F12を押してブラウザモードを互換モードにする)でご覧ください。

 この教材はパワーポイントで作成しています。PPTファイルの閲覧にはPowerPoint Viewerが必要です。ダウンロードはこちらから。

 南北朝の動乱期から室町時代にかけて、農村の一番の変化は、それまでの血縁的結合が地縁的結合にかわってきたことでしょう。それまでの日本は血縁関係が、武士社会においても農村においても重視されてきました。しかし、南北朝の動乱期、動乱に伴う利害損得からそうもいっていられなくなります。
 
 そんななかで、惣村が形成されます。鎌倉後期ごろから惣百姓の増加で、水利配分や水路・道路の修築、境界紛争、戦乱や盗賊からの自衛などを契機として地縁的な結合を強め、 惣村といわれる自治組織を形成しました。

 古代から農民は税等で、どの時代も痛めつけられてきます。でも、農民はただ泣いてはいません。男が生まれても税負担の少ない女として届け出る偽籍や、勝手に税負担のない僧侶になったり(私度僧)して、対抗してきました。南北朝の動乱期には、多くの地方で戦乱が多発します。農民はそうした戦乱からも自分の田畑を守らなければなりません。そして、ますます強くなっていきます。強くならざるをえません。そうした自立した強くなった農民を惣百姓といいます。

 惣村は乙名(おとな)・沙汰人・番頭・年寄などと呼ばれる村役人を中心に結合します。惣村では寄合(よりあい)といわれる会議が開かれ、村の重要事項はそこで話し合われ、決定されます。
 惣村でのきまりのことを惣掟(地下掟)などどいいます。惣掟に違反した場合は惣村自らが追放刑・財産没収・身体刑・死刑などを執行する自検断(じけんだん)が行われることもあったそうです。追放刑や財産没収は、一定年限が経過した後に解除されることもありましたが、窃盗や傷害に対する検断は非常に厳しく、死刑となることも少なくなかったようです。

 では、続きはまた次回。


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この時代に惣村で生まれた
「掟」「寄り合い」なんて言葉が
今でも使われているのは面白いですね。

それだけ農村社会の地縁的結合は
強いということでしょうか。

よっちん #WeUJiN46 | URL | 2012/09/08 06:52 * edit *

おはようございます。

農民という言葉に、反応してしまいます(笑)
いつの時代も、農民はいじめられ苦労をしてきたように思います。
そんな中で、やっと団結が生まれたのでしょうね。

寄合という会議は、今でも残っていますね。
まさに、今夜が農家の寄合です。
行って来ます^^

HANAMIZUママ #xLX.15KQ | URL | 2012/09/08 08:34 * edit *

よっちんさんへ

よっちんさん、こんにちは。
寄り合い、若い人はどうかわかりませんが、私たちの時代ではまだ普通に使う言葉ですよね。
掟のほうが、若い人も使うかしら?
今でも農村の地縁的結合は強いのではないでしょうかね。

YUMI #- | URL | 2012/09/08 15:13 * edit *

HANAMIZUママさんへ

HANAMIZUママさん、こんにちは。
農民は強いですね。
いじめられて泣いていただけではありませんものね。
たいしたものだと思います。

今日は寄合ですか。
それこそ地縁的結合体の?
ご苦労様です(*^_^*)

YUMI #- | URL | 2012/09/08 15:15 * edit *

こんばんは!
そりゃそうですね~
一般の農民はそれぞれで考えて
組織を作っていかないといけませんものね。
それぞれが規律をつくって、守って
素晴らしい知恵だな、と感心しました。

Harvest Moon #- | URL | 2012/09/08 20:42 * edit *

知恵者

農民は身分が低いだけで、賢い人も多かったんですね。
バカ正直に届け出る必要はありませんもの。
最初に思いついた人はすごいです。
抑圧されていても、たくましい~!

砂希 #- | URL | 2012/09/08 21:11 * edit *

自治がしっかりしていると
外部からの圧力にも強いですね。
いつの時代も、弱いとされる存在が
いちばん強いのかもしれません。

高度成長期にはうっとうしいと嫌われた村組織。
今また見直されつつあります。
私たちの町の自治会では
今年は青年部を作るといって
がんばっています。
あ、あまり関係ありませんね(笑)。

takae h #A5.soH/6 | URL | 2012/09/08 21:18 * edit *

Harvest Moon さんへ

Harvest Moonさん、こんばんは。
農民は苦しんでばかりと思われがちですが、そんなことないようで。
苦しければ苦しいなりに工夫します。
でも、たしかに、それは当たり前ですよね。
掟も厳しいようですが、そうでなければ、他の階層に負けてしまうでしょう。
農民はしたたかです。

YUMI #- | URL | 2012/09/08 21:19 * edit *

砂希さんへ

砂希さん、こんばんは。
農民はすごいと思いますよ。
泣き寝入りはしません。
でも、当たり前ですよね。
自分の生活は自分で守らなければ。
ホント、たくましい、知恵者です。
私は、そうした農民の子孫であることを誇りに思います。

YUMI #- | URL | 2012/09/08 21:21 * edit *

takae hさんへ

takae hさん、こんばんは。
農民はどの時代も弱いように見えて強いです。
でも、集団での抵抗はこの時代からかもしれません。

実家の近くは古い町なので、昔からの町内会組織があります、
ちょっと面倒くさいかな?
年寄りが多いから、老人会ばかりです。
せも、青年部とかできたらいいかも。

YUMI #- | URL | 2012/09/08 21:25 * edit *

法治国家への経過ですね

田舎へいけば無法が増えます
環境に憧れても都会人が、無法に泣かされることが
多いようです

秩序ある村がいいですね

FREUDE #6AWUBD.o | URL | 2012/09/08 22:58 * edit *

FREUDE さんへ

FREUDEさん、おほようございます。
やっと農村での掟も作られるようになったものの、法治国家にはまだほど遠いですかね。
集団で生活する以上、秩序は必要ですね。

YUMI #- | URL | 2012/09/09 08:02 * edit *

惣村について

惣村・・てどういう関係なのかな?ということがわかりました。荘園制の崩壊で耕作地と住居が分離してゆき(血縁の集まりの解体)、土地からの利益が関係を作ってゆく(地縁による集合)。昨年NHKで平清盛をやっていましたが、武家社会は聞くところによると、日常は耕作を行いながら戦のときには戦場に参加する民が、専門的な武士団を形成してゆく。その背景に地縁による生産関係があり、惣村をなしていった。「平清盛」では民衆の部分も僅か時代考証としてあったようですが、当時の一般民衆の生活様態は住まいにしても、竪穴式住居に近いものだったじゃないのかなと感じたりしました。
また教えてください。

HAL #- | URL | 2013/03/31 17:05 * edit *

HALさんへ

HALさん、こんばんは。
ご訪問、コメントありがとうございます。
惣村、難しいですよね。
まだ荘園制が存続しているわけですが、でもそれ以前とはちがって、地縁的結合に変わっていく。
日本人にとって、血縁的結合がくずれていくって、すごく大きなことだと思います。

民衆の住居は、少なくとも奈良時代まではほとんど竪穴住居。
鎌倉時代、少しはよくなっているかもしれませんが…

どうぞまたおいでください。

YUMI #- | URL | 2013/03/31 18:26 * edit *
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