QLOOKアクセス解析

退職教師の日本史授業

パワーポイントを用いて作った教材(主に日本史)を紹介します。その他、退職後の生活あれこれも。

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[edit]

西行、慈円、鴨長明… 

今日は鎌倉文化のスライド7回目です。

鎌倉文化のスライドはこちらから。

インターネットエクスプローラ9以上では、レイアウトが崩れて見えるようです。その場合は、互換モード(F12を押してブラウザモードを互換モードにする)でご覧ください。

この教材はパワーポイントで作成しています。PPTファイルの閲覧にはPowerPoint Viewerが必要です。
ダウンロードはこちらから。

今日は鎌倉文化の中の文学です。作品の羅列になりますから、あまり面白くないかもしれませんが。
ぜひ、作品を読んで下さいね。なんて言っておきながら、私もどれだけ読んでいることか…

まずは和歌集から。
勅撰集として「新古今和歌集」。これは後鳥羽上皇の勅命で、藤原定家らが撰者として編纂されました。歌人としては後鳥羽上皇、藤原俊成(定家の父)、藤原定家、西行、慈円などが有名です。新古今調で技巧的(本歌取りなど)です。

私集としては何と言っても3代将軍実朝の「金槐和歌集」。万葉調です。ついで「山家集」。これは西行の私集です。西行は俗名佐藤義清、もと北面の武士で23歳で出家しました。「漂泊の詩人」などと言われます。

次に歴史物です。四鏡のひとつ「今鏡」。作者不詳です。大鏡の後を受けて1025年~1170年までの歴史を記述しています。大鏡の影響を受けた仮名書きの歴史ですが、大鏡には及びません。次に「水鏡」。中山忠親の著で、大鏡以前の時代を記述したものです。四鏡とは大鏡、今鏡、水鏡、そして増鏡をさします。このあとでてくる「吾妻鏡」は四鏡ではありません。

「愚管抄(ぐかんしょう)」は、日本三大史論のひとつといわれ、慈円(じえん)(天台座主、九条兼実の弟)の著です。神武天皇~順徳天皇までを歴史を末法思想と、それに基づく「道理」の展開でとらえています。ついでにこの慈円の兄九条兼実(くじょうかねざね)の日記が「玉葉(ぎょくよう)」で、鎌倉初期の重要資料となっています。

「吾妻鏡」は鎌倉幕府の事跡を日記体に記した記録書です。しかし、北条の時代に書かれたものなので、内容には?もつくのではないかと思います。

「元亨釈書(げんこうしゃくしょ)」は、虎関師錬(こかんしれん)の著となる仏教史です。虎関師錬は臨済宗の学僧で、初の日本仏教史です。

次に随筆・日記文学です。「方丈記」は日本三代随筆(枕草子、方丈記、徒然草)のひとつです。鴨長明の著です。鴨長明は鎌倉初期の歌人・随筆家で、京都日野山に隠棲しました。平安末の動乱期の事件をとおし、人生の無常を記しています。

「徒然草」は、随筆として最高傑作とも言われます。卜部(吉田)兼好の著です。吉田兼好はもと北面の武士で、動乱期の社会・人間を鋭く観察し、簡潔・自由に記しています。

次に日記・紀行文学です。「海道記」は、作者不詳で、京都~鎌倉間の東海道を知るうえで貴重な資料です。「東関紀行」は、京都から鎌倉へ、鎌倉滞在後、帰途につくまでを記します。「十六夜日記(いざよいにっき)」は阿仏尼(あぶつに)(藤原為家の妻)の著で、先妻の子に夫が譲った荘園を阿仏尼の実子に相続させようとして、幕府に訴え出るため鎌倉に下ったときの紀行を記します。

次に軍記物です。保元物語」は作者不詳、保元の乱を源為朝の活躍を中心に記します。「平治物語」は作者不詳、平治の乱を記します。「平家物語」は平家一門の栄枯盛衰を描き、諸行無常、盛者必衰の理を記します。盲目の琵琶法師が平曲として語り、民間に広く流布しました。当初より琵琶であわせて語ることを予想して記述されたと思われ、七・五調の文体です。「源平盛衰記」は作者不詳、「平家物語」の異本でしょうか。でも「平家物語」には及ばないと言われています。

次に説話文学。でもどれも「今昔物語集」には及ばないと言われています。「宇治拾遺物語」は作者不詳、仏教や世事に関する奇談が多いです。「十訓抄(じっきんしょう)」は作者不詳、説話を10項目に分け年少者への教訓とします。「古今著聞集(ここんちょもんじゅう)」は橘成季の撰、古今の伝説を収録、末尾に教訓を記します。仏教説話集として「沙石集(しゃせきしゅう)」。無住(臨済宗の僧)の著です。


本日もお読みいただき、ありがとうございます。
ブログランキングに参加しています。1日1回応援のポチッをよろしくお願いいたします。

にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ

人気ブログランキングへ
スポンサーサイト

[edit]

今年は平家物語を読み返しています。
「源平盛衰記」は通して読んだことがないので、そのうち読んでみたいと思っています。
今部屋の中は、清盛関連の本で埋め尽くされています(^_^;)

しずか #- | URL | 2012/06/16 11:01 * edit *

「徒然草」は高校の古典の時間に
嫌というほど読まされました(^^)

兼好法師がつれづれなるままに書いたおかげで
後世の受験生は大いに苦しんでおりますぞ。

よっちん #WeUJiN46 | URL | 2012/06/16 15:13 * edit *

しずかさんへ

しずかさん、こんにちは。
今年は平家物語関係、去年は徳川・豊臣関係をたくさん読まれたんでしょ?
すごいなー。
私の場合は、通史ものだから、一つ一つの詳しさでは、×ですね。

YUMI #- | URL | 2012/06/16 15:39 * edit *

よっちんさんへ

よっちんさん、こんにちは。
嫌というほどですか!!

でもほんとにつれづれなるままに書いたものを、ああだこうだ講釈をつけて読むというのもね…
源氏物語のようなけっこうすごい恋愛小説を授業であつかうのもまた何ですが…

YUMI #- | URL | 2012/06/16 15:43 * edit *

YUMIさんこんにちは~~♪
これだけ覚えようとしたら大変ですね~(*^_^*)
私は現在、新潮社が発行したCD版平家物語全巻を聴きかけ中、古典文学全集に入っているのはつんどく(積読)状態で~す(;^ω^)

まり姫 #8m8hig/. | URL | 2012/06/16 17:14 * edit *

まり姫さんへ

まり姫さん、こんばんは。
はあー、確かに大変。
でも、受験生はこれを覚えるのだから、えらいよね。
CD版平家物語いいですねー。

YUMI #- | URL | 2012/06/16 18:14 * edit *

こんばんは。

私も、このあたりの作品は、高校生の時に、原文と和訳とでいっぱい読み漁りました。

日本古典文学全集と、日本古典文学大系が図書館に置いてあったので、次から次へと呼んでいきました。
江戸時代のものも好きでしたけど、やはり中古文学がお気に入りで、結局大学の卒論も中古文学にしてしまいましたね。

さて、こんなブログを見つけました。

http://blogs.dion.ne.jp/juppo/

漫画で古典を描き、ブログに載せてあるのが、すごいなぁと思います。

yumin #/VhusVrI | URL | 2012/06/16 22:44 * edit *

yuminさんへ

yuminさん、おはようございます。
鎌倉、江戸ものどちらもおもしろいですよね。
ここでも、yuminさんの趣味の広さが…

ブログみました。
面白い!
漫画で古典って、面白いですよね。

これとはちょっとちがうと思いますが、以前教えた生徒ですごいノートを作っている子がいました。
板書をただ写すのではなく、それを漫画形式にしているのです。
たとえば聖徳太子がかかれていて、ふきだしの中に遣隋使の説明とかがそれっぽい言葉で書かれていて。
その絵がうまいし、説明も的を得ていて。
あれ、授業中に書いていたのかな。

YUMI #- | URL | 2012/06/17 07:28 * edit *

学校で習った記憶のものなど
知っているものがありましたが
知らないものがありました

もっともっと勉強してみたいです

FREUDE #6AWUBD.o | URL | 2012/06/17 23:44 * edit *

FREUDEさんへ

FREUDEさん、おはようございます。
けっこうマイナーなものもありますね。
でも、受験生はこのくらいまで覚えなくてはいけないので、たいへんですよね。

YUMI #- | URL | 2012/06/18 07:07 * edit *
Secret

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。