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退職教師の日本史授業

パワーポイントを用いて作った教材(主に日本史)を紹介します。その他、退職後の生活あれこれも。

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五日市憲法を再認識 

NHKの番組は、大河ドラマ「清盛」がいろいろな意味で話題をふりまいています。兵庫県知事の発言しかり、「王権」という表現しかり。しかし、「清盛」と同じ日曜日、1月8日から始まったEテレの「日本人は何を考えてきたのか」という番組が、私は今一番興味をもっている番組です。(午後10時~11時30分)
明治の開国から150年。その間人々はどう時代と向き合い、何を考えてきたか、日本人の近代の思想について、新しい視点で描いていくという番組だそうです。

1回目の1月8日は「日本はどこへゆくのか~福澤諭吉と中江兆民~」。日本の民主主義の様々な可能性が議論されていた時代、福沢諭吉と中江兆民はどのような未来構想を描いていたのか、欧米の植民地化が進む明治時代、日本の行くべき姿をふたりはどう考えていたのか等の視点で論じていました。

2回目の1月15日は「自由民権 東北で始まる」。自由民権運動において福島県は、福島事件等に見られるように、運動が大変盛り上がった地方でした。河野広中を中心に地方分権を求める声が高まりました。福島県浪江町にも苅宿仲衛という民権思想家がいて、投獄され激しい拷問をうけても運動を推し進めていきました。また、五日市憲法で有名な千葉卓三郎は宮城県の出身。岩手出身の小田為綱は三陸の復興を政府に訴え続けました。彼らは、その後歴史の中に埋もれてしまい、彼らが再評価されたのは第二次世界大戦後だったそうです。五日市憲法は、植木枝盛の東洋大日本国国憲按と並んで有名な私擬憲法です。昭和43年東京経済大学教授色川大吉氏らによって、五日市深沢家 旧宅の土蔵より発見されました。人権意識の成熟度において、 既存する民間憲法中屈指のものとされ、民衆憲法として 反響を呼び起こしました。五日市地域の有力者や若者を中心に学習会がもたれ、そこでの討論がこの憲法案に反映されているという点で画期的なものです。「憲法は国民がきめるのか、国王がきめるのか」「議会は一院制がいいか、二院制がいいか」「女帝をたてることはどうか」「皇居は東京に置くべきか、田舎に置くべきか」「衆議院議員に給料を払うべきか、払うと悪いことをするか」「死刑は廃止すべきか否か」「人民に武器を与えてもよいか」等について議論したといわれています。

東北の人々の強さ、たくましさを感じ、五日市憲法も再認識させられました。また、民主主義・地方分権についてあらためて考えなければいけないと思いました。

明治という時代のすごさもあらためて感じました。明治期の民衆のすごさを。それに比べ、今の私たちは何なんでしょう。もの言わず、考えず…。
でも、東北の民権家の子孫の方々が、今も勉強会を開いているとか。これはすごいことです。

震災後の「日本復興」も東北からでしょうか。

久しぶりに素晴らしい番組に出会えました。再放送はあるのかな?もしあれば、ぜひ見ていただきたい番組です。

色川大吉さん、もう85,6歳ではないかと思うのですが、お元気でしたね。


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