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退職教師の日本史授業

パワーポイントを用いて作った教材(主に日本史)を紹介します。その他、退職後の生活あれこれも。

タスマニアの負の歴史 

 ホバートにはタスマニア博物館&美術館があります。ここの展示品の目玉は、アボリジニとタスマニアタイガーです。

 タスマニアタイガーは正式にはフクロオオカミ。タスマニアだけに生息していましたが、1936年に絶滅しました。背中に虎を思わせる縞模様があることから、タスマニアタイガーといわれます。大航海時代が訪れ、ヨーロッパから入植者が住み着くようになると、彼らの羊などの家畜を襲うタスマニアタイガーを目の敵にしました。1888年から1909年までは懸賞金がかけられ、2,184頭ものタスマニアタイガーが虐殺されたそうです。1930年に、唯一と思われる野生個体が射殺され、次いでロンドン動物園の飼育個体が死亡し、絶滅したと思わましたが、1933年野生個体を再度捕獲。ホバートの動物園に移されるも、1936年に死亡し、絶滅となったそうです


 はく製や最後のタスマニアタイガーの写真が残っていますが、人間とはなんとひどいことをするものかというのが、正直な感想です。

タイガー1

タイガー3

タイガー2

 ブラック・ウォー(Black War)という言葉があります。タスマニアで1800年代前半に起こったイギリス植民者とタスマニアン・アボリジニの争いのことです。タスマニアン・アボリジニは小島に移住させられ、ほぼ絶滅させられました。最も激しい衝突があったのは1820年代で、特にこの時期をブラック・ウォーと呼ぶことが多いそうです。

アボリジニ4

アボリジニ3

アボリジニ2

アボリジニ1

 タスマニアタイガーにしてもアボリジニにしても、今のタスマニアにとっては負の歴史です。なかなか見ごたえのある展示品でした。
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