FC2ブログ
QLOOKアクセス解析

退職教師の日本史授業

パワーポイントを用いて作った教材(主に日本史)を紹介します。その他、退職後の生活あれこれも。

100,000,000 

 今日は浄妙寺の梅の予定でしたが、ちょっと予定を変えて、算数のお話です。
 1億というのを算用数字で書くとき、みなさんはどう書きますか。100,000,000ですよね。一般的にはそうだと思いますが、「小学校の時は1,0000,0000と習ったよね」と友達に言ったら、「そんなことはない」と言われ、論争になりました。

 インターネットで調べた見たところ、「3桁区切りは英語圏の話、つまりthousand(1000)、million(1000×1000)、billion(更に×1000)と1000倍の3桁区切りです。それに対して漢字圏は一、十、百、千、万までは一桁ごとに増え、万以上は億(万の10000倍)、兆(億の10000倍)と10000倍毎に当てる漢字があります。それに応じて4桁区切りになります。だから学校は4桁区切りで教えるようです。ただし社会では国際標準に合わせ、3桁区切りになっています」と書かれていました。3桁で区切る理由はわかります。また、私ももちろんそうやって書いています。でも、私の記憶では小学校では4桁区切りで習ったと思います。でも学校で教えられたことを、いつの間にか3桁区切りにしていました。学校で習ったことが一般社会では使われなくなっていくことはままあることですが、「桁違い」は大違いを意味しますので、少し変だと思いませんか…。そこで文科省がどう扱っているのか調べてみました。

 『小学校学習指導要領 算数 解説 第4学年』には「1000万より大きい数の言い表し方は、1000万の10倍のときに億という単位を取り入れ、さらに、1000億の10倍のときに兆という単位を取り入れている。このように、我が国の命数法では、一、十、百、千をそのまま繰り返して用い、4桁ごとに、万、億、兆という新しい単位を取り入れている」また「大きな数を表す際に、3桁ごとに区切りを用いる場合があることに触れるものとする。国の人口や予算などの大きな数を表す際に、3桁ごとに「,」を用いて区切って表すことがある。そのように表された数についても読めるよう指導する必要がある」とあります。

 指導要領の解説にあまりすきっとしないのは私だけではなさそうで、あるサイトに「混乱しないかと心配するむきもありますが、中学に進む頃には3桁区切りを自然に受け入れているようです。昨今のデジタル社会で、キロ、メガ、ギガ、テラといった3桁区切りがあたりまえのように使われていることもあるかもしれません」なんて書いてありました。自然に受け入れているからいい…?

 漢字圏では万、億、兆と4桁区切りだから、多分学校で算用数字の億を「1,0000,0000」と書くよう習ったのだと思いますが、指導要領では億のカンマを「1,0000,0000」にしなさいとは書いていないのです。ただ、「1,0000,0000」と思っている人は沢山いるようですし、そう教えているところもあるのではないかと思います。そのことについて文科省がどう扱っているのか、少なくとも解説書には明記されていません。つまらないことですが、50歳を過ぎた今になって、昔「1,0000,0000」と習ったことが想い出され、漢数字と算用数字の結合がもたらす表記の違いは「桁違い」のことでも自然と受け入れられるという文化の融合の不思議に、ひょんなことから気が付かされました。


本日もお読みいただき、ありがとうございます。
ブログランキングに参加しています。1日1回応援のポチッをよろしくお願いいたします。

にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ

人気ブログランキングへ
スポンサーサイト



[edit]