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退職教師の日本史授業

パワーポイントを用いて作った教材(主に日本史)を紹介します。その他、退職後の生活あれこれも。

源氏物語読了 

源氏物語

10月から読み始めた源氏物語(瀬戸内寂聴訳 講談社文庫)、やっと読み終えました。おもしろかったです。文庫本で10巻、読みごたえがありましたが、没頭してしまいました。

「投票してみませんか」でも皆さんにお聞きしているのですが、源氏物語のおもしろさは、光源氏の魅力もさることながら、女性たちの描き方にあると思います。インターネットなどで見ていると、男性は夕顔を好きな人が多いとか書いてありますが、私は六条の御息所や藤壺がいいですね。六条の御息所の怨念、藤壺の母になってからの強さに惹かれます。

紫式部は、1000年も前にすごい物語を書いたものです。

国語の先生に言わせると、「やはり源氏物語は原文で読まなければ」ということなので、次は原文で読んでみたいなと思っています。

最近テレビでNHKスペシャル「源氏物語 黄金絵巻の謎」という番組を見ました。以前やったものの再放送ですが、とてもおもしろかったです。平安時代から現代にいたるまで、物語の名場面を絵にした豪華な「源氏絵」が数多く描かれいます。そのほとんどは明治以降、海外に流出し、行方が分からなくなってしまいましたが、世界各地で、バラバラに切断された絵巻の断片が次々と発見されました。 この「黄金の源氏絵巻」には光源氏の意外な姿が描かれています。冠を脱ぎ捨て、下着姿で空蝉に襲いかかろうとしている場面。朧月夜の君との密会が見つかり、布団をかぶり怯えたように身をひそめる場面。きらびやかな源氏物語のイメージとは程遠い場面が数多く描かれています。この絵巻はいったい誰が描かせたのか?番組では、後水尾院ではないかと言っていました。後水尾院は、今まで描かれなかったような場面を選んだ豪華絢爛な源氏物語絵巻を作らせることで、徳川への対抗意識を明らかにしたのではないかということです。
また、江戸時代は源氏物語をそのまま楽しむのではなく、柳亭種彦の「偐紫田舎源氏」や、浮世絵の形で楽しんだり、谷崎潤一郎が源氏物語を訳したときには、ここはまずいからと省かされた場面があり、戦後その部分も含めて再発行されたとか、戦後海外が源氏物語に注目したことで、国内でも再評価されるようになったとか、大変おもしろい番組でした。

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